歩くと足がしびれる・痛くなる方へ
― 関節の動きを整えて、“歩ける身体”を取り戻す ―
年齢のせいではなく、関節の動きが原因かもしれません
「歩くと足がしびれる」「少し歩くと腰が重くなる」「立ち止まって休むと少し楽になる」――こうした症状は、年齢や筋力の衰えだけが原因ではありません。実は、関節どうしの動きのつながりが少しずれていることが多いんです。
人の身体は、腰・骨盤・股関節・膝・足首が「連動して」動くようにできています。どこか1つでも動きが悪くなると、他の関節がその分をかばい、結果として神経や血流に負担がかかり、痛みやしびれにつながります。
「歩くと痛い」「休むと楽」その理由
歩いていると痛みが出て、立ち止まると少し楽になる――これは筋肉や神経が弱っているのではなく、身体の支え方(支点)がずれているサインです。
関節が正しく動かないまま歩くと、一部に力が集中して神経や血管に負担がかかります。立ち止まることで負担が一時的に減り「少しマシになる」と感じます。つまり「歩けない」のではなく、正しく動けていないだけなのです。
整体イバラキの森の考え方
痛みを取るより、「動きを整える」
当院では、構造医学に基づき、身体のどの部分で“動きの順番”が乱れているかを丁寧に検査します。たとえば…
- 骨盤と腰の動きがかみ合っていない
- 股関節が硬く、膝が代わりに動きすぎている
- 足の着地バランスが崩れて、腰が引っ張られている
このような連動のズレを整えることで、身体全体が正しい順番で動くようになり、結果的に痛みやしびれが軽くなっていきます。
改善の流れ
- 関節の動きを整える
固まった関節やずれた支点を、やさしい手技で整えます。 - 正しい歩き方を再学習する
骨盤・股関節・膝・足首がスムーズに連動するように動作指導を行います。 - 日常動作を見直す
立ち上がり方や階段の上り下りなど、再発を防ぐ動作をアドバイスします。
筋トレやストレッチのように「頑張って動かす」ことではなく、身体が自然に動ける状態を取り戻すことを目指します。
実際の変化
- 70代女性:「スーパーまで歩けなかったけど、今は20分歩けるようになった」
- 60代男性:「休み休み歩いていたのが、止まらず歩けるようになった」
- 50代女性:「手術をすすめられていたけど、歩行がスムーズになった」
どの方も、筋力をつけるよりも関節の順番を整えることで改善されています。
自宅でできる簡単ケア
- 朝起きたら、足首をゆっくり前後に動かす
- 椅子に座って、骨盤を軽く前後にゆらす
- 歩くときは「膝」ではなく「股関節から脚を出す」意識で
少しの工夫で、関節のリズムを保ちやすくなります。
歩くと痛い・しびれる方へ
「もう年だから」「どうせ治らない」と感じている方でも、関節の動きを整えるだけで身体はまだまだ変わる力を持っています。ひとりで悩まず、まずは“今の動き方”を一緒に確認していきましょう。少しずつでも、身体はきっと変わっていきます。